今こそはじめる、コーヒーのある暮らし。カフェばこの魅力と楽しみ方
みなさんはコーヒーにどんなイメージを持っていますか?朝の目覚ましや、眠気を抑えるための飲み物というイメージでしょうか。
日頃コーヒーを飲んでいる方は、温かいコーヒーを飲むとからだが芯から温まるだけでなく、何故か心がほっと落ち着いたり、よし頑張るぞ!なんて気持ちになることを実感しているのではないかと思います。
コーヒーは、味の魅力はもちろん、心や生活にうるおいをもたらしてくれる不思議な力を持っています。
手軽に楽しめるインスタントコーヒーもいいけれど、お家にいる時間が長くなった今こそこだわりのコーヒーを毎日の暮らしに取り入れてみるのはいかがでしょう。挽きたて、淹れたてのコーヒーは、おうちでのリラックスタイムをもっと素敵な時間にしてくれるはず。
今回は、Creemaで人気の焙煎士さん・バリスタさん、そして暮らしを豊かにする機能的な家電を提供しつづけているシロカ株式会社さんにご協力いただき、挽きたて淹れたてのコーヒーの魅力やコーヒーを暮らしに取り入れるコツについてお話を伺いました。
家で本格的なコーヒーを手軽に楽しめる全自動コーヒーメーカー「カフェばこ」の使用感をお伝えしながら、コーヒーがもたらす時間や、コーヒーのプロが暮らしの中でコーヒーをどう取り入れているかも、プロの皆さんのお話をご紹介できればと思います。
今回ご協力いただくのは、こちらの3名の焙煎士さん・バリスタさんです!
▲BUNDY BEANSさん
兵庫県西宮市・苦楽園にある自家焙煎珈琲豆専門店を営むBUNDY BEANS(バンディビーンズ)さん。生豆の商社にてコーヒーの焙煎技術、味利きを培ってきた店主・名越さんは、全国から焙煎士が集まり腕を競う大会JCRC2017にて、準優勝(!)されたという経歴の持ち主。焙煎は全て名越さんが手がけています。
▲あひる珈琲さん
大阪市平野区にて、スペシャリティーコーヒーと焼き菓子のお店を営んでいるあひる珈琲さん。製菓の現場を経てバリスタへ転向されたというあひる珈琲さんの手掛けるコーヒーと焼き菓子は、それだけで美味しいのはもちろん、フードペアリングも意識されているそう。こだわりのコーヒーとお菓子の組み合わせをぜひ楽しんでみてくださいね。
▲斉藤珈琲さん
京都の一乗寺にて、小型の手廻しロースターを使用しながら珈琲豆を自家焙煎している斉藤珈琲さん。カフェ「自家焙煎珈琲・深山」で、毎週日曜日午前中のみの朝カフェ営業もしているそう。また、斉藤さんご自身は、焙煎士としてだけでなく画家、整体師、アートセラピストとして幅広くご活躍されています。
――まず最初に、コーヒーにこだわりや興味を持つようになったきっかけについて教えてください
BUNDY BEANSさん:大学時代に海外の旅行先で財布をとられて、その時に飲んだコーヒーがきっかけでコーヒーに興味を持つようになりました。その時は落ち込んでいてお酒を飲む気にすらなれなかったんですけど、友人に誘われて入ったお店で素敵なおじさんが小さなコーヒーを飲んでいて。同じものを頼んで出会ったのがエスプレッソだったんです。飲んでみると落ち込んでいた心が不思議とすっと落ち着いて、コーヒーは気分を変えてくれる飲み物なんだなと。そこから興味を持つようになりましたね。
あひる珈琲さん:私はもともと20歳ぐらいまでコーヒーは全く飲めなかったんです。最初はラテアートや砂糖のたくさん入ったものからスタートしたんですが、エチオピアのコーヒーを飲んでこんなにフルーティーなんだと驚かされて、そこからコーヒーに興味を持つようになりました。
斉藤珈琲さん:僕ももともとコーヒーを飲むタイプではなかったんですが、あるコーヒー焙煎士さんと出会って、その方の淹れるコーヒーと、コーヒーに向き合う姿勢に感銘を受けコーヒーに興味を持つようになりました。苦味の中に甘味があって、腹の中にドンと入ってくる。コーヒーってこんなに深みと魅力がある飲み物なんだとその時初めて知って、そこから自分でもこだわりを持つようになりましたね。
豆はどう選ぶ?好みの豆で、さらに至福の一杯を
フルーティーさや甘みと深みなど、コーヒーの風味についてのお話がありました。コーヒーは、豆の種類や焙煎の仕方によって味や香り、酸味が異なります。せっかくコーヒーを楽しむなら、自分好みの豆を見つけて幸福なひと時を味わいたいもの。
代表的なコーヒー豆と焙煎の種類についてご紹介します。ぜひコーヒー豆選びの参考にしてみてくださいね。
★代表的なコーヒー豆
・キリマンジャロ
キリマンジャロはタンザニア産のコーヒー豆。酸味が強く、甘酸っぱい香りとコク深い風味の良さが特徴です。
・ブルーマウンテン
ブルーマウンテンはジャマイカの限られた地域でだけ栽培されているコーヒー豆。上品な香りと、甘み、苦み、酸味、コクのバランスが良いことで知られます。
・モカ
モカは、イエメン、エチオピア産のもっとも古いコーヒー豆といわれています。爽やかでフルーティーな酸味があり、甘味とコクを感じることができます。
・グアテマラ
グアテマラは中米グアテマラ原産のコーヒー豆で、花のような甘い香りとやや強めのフルーティーな酸味が特徴。しっかりとコクがあり、苦みと酸味が上品にまとめられたお味です。
・ハワイ・コナ
ハワイ・コナはハワイ島のコナ地区でだけ栽培されるコーヒー。まろやかな口当たりと、深みのある香り、すっきりとした後味が特徴です。
★焙煎の種類
コーヒー豆は、焙煎の深さによって、苦みや酸味が変わってきます。一般的には、焙煎の浅いコーヒーは酸味が強い反面まろやかなお味で、焙煎の深いコーヒーは苦みが強くコクがあるとされています。ブラックで飲むなら中煎り~中深煎り、ミルクや砂糖を入れるなら、中深煎り~深煎りがおすすめです。
- ・浅煎り:酸味が強い
- ・中浅煎り:浅煎りと中煎りの間
- ・中煎り:酸味と苦味の中間
- ・中深煎り:中煎りと深煎りの間
- ・深煎り:苦味が強い
コーヒーは非常に多種多様な味わいで、同じコーヒー豆でも焙煎度合いによって味が変わったりと、非常にユニークな農作物だと個人的には思っていて。そういった魅力はもちろん、現地の農園で働かれてる方やコーヒー豆が届くまでのストーリーを想像すると、また違った魅力を感じられるのかなと思います。
(BUNDY BEANSさん)
みなさんも、それぞれの豆の産地や手元に一杯が届くまでのストーリーに思いをめぐらせながら、お気に入りのコーヒーとともに心安らぐとっておきのひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
――コーヒーと言えば目覚めの一杯というイメージもありますが、皆さんはどんなタイミングに飲まれますか?
BUNDY BEANSさん:何かを始める前や何かをやり遂げた後ですかね。ただ飲むだけじゃなく、シーンに合わせて飲んでいます。
あひる珈琲さん:私もコーヒーは「日常のシーンに寄り添うもの」だと思っているので、朝切り替えるために飲んだりとか、食後に落ち着くときに飲んだりとか、そういう日常の様々なシーンで楽しんでいます。
シーンに合わせて飲むというお話がありましたが、コーヒーを飲むタイミングの一例をおすすめ作品とともにご紹介します。コーヒーは、朝の目覚ましや、眠気を抑えるための飲み物というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、シーンに合わせて飲むことで、毎日の暮らしの中で気持ちを切り替える小さなスイッチにもなってくれそうですね。
・朝~目覚めの一杯はすっきりと
ぼんやりとした朝は、すっきりとフルーティーなコーヒーから爽やかな一日をはじめてみてはいかがでしょう。斉藤珈琲さんのこちらの自家焙煎珈琲豆は、エチオピア産コーヒーの最高級品種「イルガチェフェ」の中でも最上級クラスの「G-1」を使用。クリーンな口当たりで甘味の中に奥深さを感じる深煎りの珈琲です。
・昼~午後はキリっとコクのあるコーヒーでリフレッシュ
午後はBUNDY BEANSさんの”マンデリン”でリフレッシュ!マンデリンとは、スマトラ島のアラビカコーヒーのこと。マンデリン特有のハーブやスパイス系の風味に加え、力強いコクとクリーンな風味をお楽しみいただけます。午後も頑張ろうという気持ちが沸いてくるはず!
・夜~カフェインレスコーヒーでほっと一息
一日の終わりには、あひる珈琲さんのディカフェコーヒーとともにリラックスタイムを。中深煎りで、香ばしさの中にも甘味を感じる味わいで、心をほっと落ちつけてくれるコーヒーです。ミルクとの相性も◎
全自動コーヒーメーカー「カフェばこ」では、豆によって異なる味の特徴もしっかり出せるので、気分や飲むタイミングによって豆を変え、味の違いを楽しむのも毎日の楽しみになりそうです。
――日常のシーンに寄り添ってくれるコーヒー。毎日楽しみたいものだからこそ、もっと手軽に淹れることが出来たらいいなと思います。全自動コーヒーメーカー「カフェばこ」の使用感はいかがでしたか?
▲ころんとコンパクトな佇まいが可愛らしい「カフェばこ」。場所を取らないので、自室の机の上や、オフィスのデスクなどに置いてもOK!
BUNDY BEANSさん:率直に、使い心地も味も素晴らしいなと思いました。今までコーヒーメーカーは何十台か試してきたんですけど、このコーヒーメーカーは操作も簡単で、豆でも粉でも楽しめるのが僕の中で最大のメリットでした。どちらでもいい味が出たので、お客さんにもぜひ味わってもらいたいと思うぐらい感激しました。
▲豆から自動で淹れられるのはもちろん、粉からでも淹れられます。自分好みの粗さに挽いたコーヒー粉から淹れるコーヒーもまた格別の味わいです。
あひる珈琲さん:やっぱりコーヒーメーカーだと家でいつでも挽きたてが飲めるので、そこが本当に魅力的だなと思いますね。店頭で粉だけ買うのももちろんできますけど、豆から挽いてもらった方が香りも出るし、操作もボタンを押すだけで出来るのでコーヒーを飲む回数も増えるんじゃないかな。
斉藤珈琲さん:コーヒーを飲む時はやはり豆を挽いて淹れることが多いのですが、豆を挽いて粉にして、ハンドドリップで淹れるというのはなかなか手間がかかるんですよね。今回使用した全自動コーヒーメーカーは、豆を入れてボタンを押すだけで本格的なコーヒーが飲めるというのにすごくびっくりしたんです。
僕が知ってるコーヒーメーカーは、一旦ミルにしたものをペーパーの中に入れて、そこからボタンを押して抽出するっていう形のものが多かったんですが、こういうコーヒーメーカーがあると知って驚きました。
シロカ 鸙野(ひばりの)さん:豆を挽くところからドリップまで全部やってくれて、粉も使えるっていう全自動コーヒーメーカー自体があまり認知されてないんだなっていうのは感じていて。ハードルが高いと思われているかもしれませんが、そんなことなく誰でも手軽に楽しめるものなんだということをちゃんと伝えたいなと思っています。
コーヒーの味はちゃんと出ていましたか?豆の味を存分に引き出さないと、コーヒーメーカーの意味がないと思うんですよね。
あひる珈琲さん:すごくすっきりと飲みやすく入っています!当店は後から酸味が来るようなフルーティーな豆も扱っているんですが、そのフルーティーさがしっかりと出ていて驚きました。
斉藤珈琲さん:浅煎りと深煎りで試してみたんですが、すごく口当たりがまろやかだと感じました。温度も適温で、猫舌の方でも飲みやすい温度なのではないでしょうか。
シロカ 鸙野さん:ありがとうございます!
コーヒーってハンドドリップで淹れるとなると結構大変なんですよね。ハンドドリップも好きだけど毎日淹れるのは大変だって思っているような方々に使ってもらえたら、そんな気張らず美味しいコーヒーが飲めるということに気づいていただけると思うので、そういう方々に届けたいなと思っています。
▲ステンレスメッシュフィルターを使用しているので、コーヒー豆から出る油分まで抽出されよりコク深く美味しいコーヒーに仕上がります。メッシュフィルターは洗って何度でも使えるのが嬉しいポイント。
――「豆から挽きたてのコーヒーが楽しめる」というお話も出てきましたが、自宅で挽きたて淹れたてのコーヒーを飲めることで、暮らしにどのような変化が生まれると思いますか?
あひる珈琲さん:これだけ手軽に飲めると、コーヒーのハードルが下がるんじゃないかと思いますね。私は結構朝ギリギリの人なので朝は自分でコーヒーを淹れたりは基本しないんですけど、こうやってボタン一つで豆を挽けたりタイマーをセットして自動で淹れられるのであれば、飲むシーンが増えて間口が広がるのではないでしょうか。
斉藤珈琲さん:おっしゃる通り、コーヒーの間口が広がっていろんな人が手軽に飲めるようになりますよね。特にコーヒーメーカーを使うことによって手軽に豆から淹れられるので、より本格的な味が楽しめるなと思います。
コーヒーメーカーをうちの小学生1年生の子どもにも試しに使ってもらったんですよ。ボタン押すだけだよって教えたら、本人も楽しそうにコーヒーを淹れてくれたんですよね。ペーパードリップで子どもがコーヒーを淹れるのは難しいけど、コーヒーメーカーならボタンを押すだけでできるので、子どもとも一緒に楽しめるなと思っています。今までなかなかできなかった分野も、コーヒーメーカーを通して広がっていけばいいなという希望はすごくありますね。
▲お子様と一緒にコーヒーを楽しんでいる様子(斉藤珈琲さん)
▲毎日使うものとなると、やはり気になるのがお手入れ方法。洗いづらかったり、毎回細かく分解しなきゃいけないとなるとどうしてもハードルが高く感じてしまいますが、「カフェばこ」は洗う部品を丸ごと取り外せるので、お手入れも簡単。ミル付きバスケットは丸ごと取り外して水洗いできるので、ストレスなく毎日コーヒーを楽しめそうです!
シロカ 鸙野さん:何よりも楽しんでいただきたいのが香り。挽きたての香りをそのまま楽しめるのが嬉しいですよね。家で飲むシーンの中に嗅覚が入ってくるので、結構意識が変わるのかなあと。そういう体験もぜひしていただきたいなと思います。
――最後に、皆さんにとってコーヒーは、ずばりどんな存在なのでしょうか。
BUNDY BEANSさん:一言で言うのであれば、「妻」のようなイメージです。なくてはならないものというか、身近にあって大切な存在という言葉が僕の中では浮かびました。
斉藤珈琲さん:「人と人とを繋げてくれるもの」だと思っています。コーヒーがそこにあるだけで、コーヒーを提供する側とお客さんとの繋がりが生まれたり、お客さん同士の横のつながりやコミュニケーションが広がっていく。それがコーヒーの魅力の一つだなと思っています。
また、コーヒーには宇宙や空に近いような奥深さや壮大さを感じます。
今こそはじめる、コーヒーのある暮らし
私自身にとってもコーヒーはとても身近な存在で、目覚めの一杯で気分をすっきりさせたり、コーヒーで気合いを入れながら仕事をしたりと、毎日のようにコーヒーを楽しんでいます。特にハンドドリップで淹れたコーヒーの淹れたての香りが大好きで、あのふわっと香る豊かな香りに心がほぐされていく瞬間は、なんとも言い表せないほど幸せな気持ちになります。
出来れば毎日丁寧にコーヒーを淹れてそんな気持ちを味わいたいけれど、バタバタと過ぎる毎日の中で実際はそうはいかず……インスタントコーヒーやペットボトルのコーヒーで済ますこともしばしば。コーヒーメーカーという存在は知っていても、何だか難しそうだしお手入れも大変そう、というのが今までの正直な印象でした。
ところが今回の対談を経験させていただいて感じたのが、コーヒーメーカーは「想像していたよりよっぽどお手入れも操作も簡単で、見た目もとっても可愛い!」ということ。
時間がない時でも手軽に淹れたてのコーヒーを楽しめて、おまけにおしゃれでコンパクトな見た目。「これぞまさに私が求めていたものだ!と驚きました。
▲暮らしに馴染む、シンプルでスタイリッシュなデザイン
暮らしの中に本格的なコーヒーがあると、いつもより少し丁寧に時間を過ごしてみようという気持ちになる気がします。気になっていた本を読んでみたり、お取り寄せしたとっておきのスイーツを楽しんでみたり……。
その日の天気や気分に合わせて豆を選ぶ時間も、きっと毎日の楽しみになるはずです。
コーヒーが好きな方はもちろん、普段コーヒーを飲む習慣がない方も、今こそコーヒーにこだわってみてはいかがでしょうか。